言論の自由を振りかざす前に

今週号の週刊新潮は必見です。謝罪広告の名を騙った悪辣なる意見広告というメッタに見れないものを見ることが出来ます。★全く謝罪する気がない週刊新潮の「謝罪広告」 : tvmania.livedoor.biz
マスコミ、特に週刊誌が掲載した記事に対して言論の自由報道の自由を主張するのは構いませんが、間違いを指摘された際(今回は最高裁判所の命令)に薄ら笑いを浮かべて、あかんベえをしながら頭を下げるのが格好良いと考えているようでは、報道という凶器に晒された被害者の権利は、報道した側を訴えることによって回復される機会が与えられているなどという主張が、マスコミ側の妄言であることを証明したかのようなものでしょう。一度間違った報道をされたことによって被った被害は、完全にどころか僅かでさえも回復されることは困難であるということですが、マスコミ側が今回のような行動をとる限り、報道被害者は辛い思いをするだけという現状が良い方向に向かうことはありえないようです。