浦和レッズ 1−1 アルビレックス新潟

ここ3年間、引き分けるどころか得点することさえ出来なかった敵地埼玉スタジアムでの試合。前半22分に元新潟コンビのマルシオ・リシャルデスのFKからエジミウソンのヘディングで先制されるまでは、なかなか新潟らしさを見せることが出来ず、攻勢をとることが出来ませんでしたが、その後は浦和のちぐはぐな攻撃の組み立てもあって、五分以上の戦いが出来ていたように思います。
前半は浦和の1点以外、両ゴールに魔物が存在するかの如く、あらゆるシュートがお互いのDF、GKに阻まれてしまいます。下手をすればどちらのチームも2〜3点入っていたかもしれません。
後半はほぼアルビのペースで試合が進みます。浦和はエジミウソンルシオといった前線の選手が孤立することが多く、有機的な攻撃が出来ずにいるのであまり恐くはありません。そうこうする内に新潟のサイド攻撃がチャンスを作り出すことが多くなり、後半の25分に石川が倒されて得たFKで、藤田が蹴ったボールは浦和GK山岸の手前でワンバウンドする素晴らしいFKとなり、山岸は弾くのが精一杯。そのボールを石川が折り返して、ゴール前に詰めていた鈴木大輔がごっつあんゴールでリーグ戦初ゴール。そして同点です。
試合はその後もアルビ優勢の流れのまま進みましたが、残念ながら勝ち越し点を挙げることは出来ず勝ち点1を浦和と分け合うこととなりました。それにしても今日は酒井(高)藤田の出来の良さが際立ってました。特に藤田のクロスの精度は見事で、得点が入らないのが不思議で仕方ありませんでした。彼らの出来に波がなければ良いのですが、これも相手次第で変わることなんでしょうね。