世界侵略:ロサンゼルス決戦

ユナイテッドシネマにて見てきました。3D映画の鑑賞が続いていたので、久しぶりの2D映画です。平日で雨が降っていたとはいえ観客の数が寂しい。
真っ当な戦争映画であるというのが素直な感想。この手の作品ではマクロな視点で戦闘が描かれることは少なく、主人公の所属する小隊あるいは分隊規模の部隊の超人的活躍を描く形になっていましたが、この作品では冒頭でマクロな視点で米軍を押さえた後は、ひたすら小隊の行動を追う形でエイリアンとの戦闘を描き続けます。その戦闘のありさまは相手がエイリアンであることを除けば、従来の戦争映画の描き方と変わりありません。エイリアンも不死身ではなければ、エイリアンの使用する武器も未知のビーム兵器のような防ぎようのないものではなく、物質的な弾丸や、炸薬によって爆発するものであり、延滞によってそれなりに防御することが可能で、バリヤーのような攻撃不能の防御兵器も存在しません。おかげで、従来の戦争映画と同様の戦闘シーンがリアリティを持って迫ります。主人公が海兵隊員であることもあって、最もアメリカの軍隊臭さを感じさせる戦闘シーンと軍人魂の発露が描かれています。
孤立した民間人の救出と、エイリアンの司令部攻撃という要塞攻略的な要素が、以前の戦闘で部下を失った指揮官の葛藤と、新しい部下の疑心暗鬼な信頼感の変化と並行して描かれるという、戦争映画としての本流的な流れで素直に作品を楽しむことができました。
それにしても途中で合流し行動を共にすることになった、空軍の女性兵士が格好良かったですね。なぜかこの手の女性兵士は黒人女性として描かれることが多いように思うのですがなぜでしょうか。
世界侵略: ロサンゼルス決戦 - 映画ポスター - 11 x 17[rakuten:auc-rgbdvdstore:10005907:image]