今週も、まずは過去にも紹介したことのあるアーティストや知名度のあるアーティストから。
イギリスの代表的なプログレッシブロックバンドのひとつGenesisの１９７４年の２枚組アルバムの２００８年のリマスター盤から。小品ながら見事なばかりに煌びやかです。
そのGenesisの２代目ギタリストだったのがSteve Hackettです。私のお気に入りのギタリストの一人ですが、３枚目のソロアルバム当時（１９７９年）は、やや浮遊感のあるふわふわしたギタープレイが目立ちましたが、この曲は更に中華風味が加わっています。
同じくイギリスの古参プログレッシブロックバンドJethro Tullの１９７９年のアルバムを、Steven Wilsonがリミックスした2019年発売の40周年記念エディションから。元のアルバムには収録されてない曲です。
Atomic RoosterはイギリスのプログレッシブロックバンドEL&PのドラマーCarl Palmerが、以前に所属していたバンドとして有名ですが、このサードアルバム（１９７１年）には参加していません。音自体は時代を感じさせますが、オルガン、ギターを前面に出したダークなサウンドは魅力的です。
残りは私も初体験のバンドを紹介します。
フラメンコとヘヴィメタル要素を兼ね備えたアメリカのDjent系ギタリストCharlie RobbinsのソロプロジェクトSyncattoの２０１９年のシングルから。ひたすら格好いい演奏です。
アメリカのサイケデリックロックバンドLiquifyの今年発表された最新アルバムからの曲は、確かにギターのフレーズはサイケデリック風ですが、前半部はある程度抑えられており、後半になるにつれてトリップ感が爆発していく演奏が興味深く好みです。
イタリアのクラシック演奏家３人が組んだReinecke TrioによるFrank Zappaのトリビュート曲（２０１３年）を。めちゃくちゃアカデミックな印象です。
今週は普段の半分くらいの紹介になりましたが、内容的には粒揃いなので、試しで結構ですので聴いてみていただきたいと思います。
