日本人アーティストの紹介はなんと6週連続となる上白石萌音。今週は 沢田研二の
「勝手にしやがれ」のカバーでした。その他にはLyrical Schoolのインストルメンタルアルバムからと、フィロソフィーのダンスのニューシングルから。
海外アーティストでは、
イギリスの凄腕プログレッシブロックバンドのGentle Giantのリミックス盤が4週目。
イギリスのプログレッシブロックバンドVan Der Graaf Generatorのリミックスシングルからも4週目。
この2つのバンドのリミックスは地味に嬉しい。
アメリカのギタリストCharlie RobbinsによるソロプロジェクトSyncattoのニューアルバムからの3曲目。
オーストラリアのDead Can Danceの新ライブアルバムの音源は2005年のトロント(カナダ)でのライブからも2曲目。
続いて既知でおなじみのアーティストを紹介します。
イギリスのJethro Tullは上記の2つのイギリスバンドと同様の時期から活躍しているプログレッシブロックバンドです。1980年のアルバムのリミックス盤から。Ian Andersonのフルートの活躍が少なかったのは残念。
同じくイギリスのプログレッシブロックバンドでも、かなり若手のBig Big Trainの新曲は、ポップで、テクニカルで、華麗な曲です。聴き易くて好き。
ここからはおそらく初紹介となるアーティストとなります。
アメリカのテクニカルメタルバンドScale the Summitの新作は、各トラックにゲストボーカリストを迎え、切れの良いリズムパートにヴォーカルが絡み、ギターが複雑なリフを繰り返す展開が抜群です。
スウェーデンのメタルバンドEnshineの最新ミニアルバムからのアコースティックヴァージョン。ギターの奏でる旋律も、ピアノの響きも美しい透明感に包まれています。
フィンランドのジャズ・ピアニストAki Rissanenは2004年にはスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルで2位になっています。ソロピアノの響きには心を癒されます。特にジャズ・ピアノの特徴的な旋律と確かな指捌きは感動ものです。
チェコのインストルメンタルロックバンドGrapefruit Astronautsの新曲は、エキセントリックな曲調が特徴で、特にリズムパートがユニークです。
オーストラリアのThe Omnificはベース2本、ドラムで構成された3ピースという珍しい形態の、プログレッシブメタルインストバンドです。テクニカルなベースの弦の響きがたまりません。
ここ数週間の紹介曲を振り返ると、北欧のバンドの率がかなり高いようです。実際、
メタル、プログレ、ジャズとジャンルを問わずに優れたバンドがひしめいているようですし、提供される音は私の好みに近いものが多いようです。