漫画原稿を守る会跡地

まんだらけの控訴について渡辺日記で発表があってから、私の日記で取り上げたうえでしばらく様子を見ていましたが、ネット上で事件についてフォローしてきた方々や2チャンネルでは控訴について触れていたものの、肝心かなめの当事者であるはずの漫画家の皆さんは川島先生の日記(http://kreiko.dip.jp/cgi-bin/tackynote/tackynote.cgi?action=view&year=2004&month=10&day=21&no=881#1)を除いて全く触れる気配がありません。あれほどネット上で騒いでいた元守る会の漫画家の皆さんも含めてです。
まんだらけが控訴して争おうと考えているのは賠償額の多寡ではなく、原稿の「善意取得」が認められなかったことと生原稿の所有権が漫画家にある部分であることは明白です。これに関しては裁判の当事者である渡辺先生個人の問題に留まらず、漫画界全体の問題だったはずですが見事な当事者意識の欠如ではないでしょうか。もちろん渡辺先生と他の先生方との間に確執が生まれてしまったこともあるでしょうが、それは大義でしょうか? まんだらけと戦って争点となっている「流出原稿の善意取得は認められない」「生原稿の所有権は漫画家にあり」を勝ち取ることが漫画家にとっての大義だと思うのですが。現時点で大義が何処にあるかを理解し、意思表示と行動を起こしているのが川島先生だけというのが残念でなりません。
しっかりせえよ!漫画家!