B.L.T.3月号

石原さとみは表情もよく篠山紀信としては出来が良いグラビアですが、残念なのは瞳へのライトの映り込みです。もちろんどんなグラビアでもライトの映り込みはありますが、今回の彼女の場合は少々映り込みのライトの形が悪く、ホワイトバランスが崩れてしまっているように思います。
森下千里は白バックで撮られた前半のカットが、シャープなスタイルとすっきりとした表情を捉えていてお薦めです。アイドルにこういった表情を浮かべさせることに成功すれば、カメラマンにとっても事務所側にとっても満足の行くグラビアが出来上がるのではないでしょうか。
夏川純も面立ちがスッキリとした感じのカットが多く、彼女のグラビアとしては高水準のものになっています。
サエコはグラビア自体が少ないので貴重感が先に立ちますが、表情の良さが素材の良さを引き立たせています。水着よりも着衣のカットの方がバランスよく見えますので、水着の選択に更なる気合を入れてほしいものです。
白石美帆の場合はグラビアアイドルとしては年齢的に上の方であり、肌の見え方もそれなりの加齢感が伴ってくるのですが、ひとつひとつのカットから雰囲気の良さが伝わってくるような気がして好印象であることが多いように思います。結局、表情の作り方が自分のものとして出来上がっているのと、ポージングが頭の先からつま先まできちんとなされていることが見る者に伝わるからなのでしょうね。