ドラマも佳境を迎えていますが、全１０回という放映回数は少なかったのか展開が早く描き込みが不足している印象があります。もちろん映画版と比較すれば時間は多いのでしょうが、エピソードを積み重ねていくには足りないようです。薫（沢尻エリカ）の病気は神経症状が徐々にその姿をあらわすものの、薫はあくまでもポジティブに生きることを選択しますが…。孝治（山田孝之）の逮捕に動転して太陽の下に飛び出してしまい日光を浴びてしまう。これで、次回が最終回ということになると話は急展開を求められてしまい、ある程度救いのあるラストを迎えようと無理なストーリー展開が行なわれつつあるのが残念です。
ドラマは低視聴率に苦しんでいますが、雨音薫名義の沢尻エリカのシングルＣＤは抜群の売上を記録したようです。メディアミックス戦略としては一部成功というところでしょうか。
