無事保育園に通うことになったひまわり（松本春姫）でしたが、母親の柚子（香里奈）が知的障害者ということで眉をひそめられ距離をおかれてしまいます。唯一、引っ越してきたばかりの野村（MEGUMI）だけが親しくしてくれるのですが、柚子に障害があることを知ると態度を一変させてしまいます。障害をもつ人との付き合いは覚悟のいることですから仕方のないことと思いますが、テレビのこちら側にいる人間は他の母親達に憤りを感じながら見ているのでしょうね。自分が同じ立場に立ったらということなど忘れてしまっているに違いありません。私だってそうです。優柔不断な人間ですから、拒絶するようなことはできず適当に対応して煩わしくなり、かえって傷つけてしまうに違いありません。でも、ドラマの中で柚子を疎外する母親達に憤りを感じ、柚子に同情する気持ちを持つ自分の素直さにもホッとしながら見ているのもまた確かなことなのです。
