外食グルメ (新潟地域限定) 第50回

日本海東北自動車道の無料化社会実験が実施されている内に、少し遠出してラーメンを食べようとドライブしてきました。新潟空港インターから高速に乗り、神林岩船港インターまで利用。荒川胎内インターより先は国土交通省新直轄方式のために今後も料金不要となっており、中条インターを過ぎた辺りで本線上に料金所が設置されていて、そこで一旦停止し通行権を渡すと、その先は整備の行き届いた信号のない自動車専用一般道という感じ。神林岩船港インターで降りて、食堂の所在地である岩船町駅付近まで行ったのですが、駅前の商店街もなく、一度は食堂の前を通過してしまいました。食堂の外見は少し大きめの一般住宅と変わらず、目立った看板もなかったので見逃したようです。注意しながら車を戻すと、個人宅にしては妙に駐車台数の多いところがあり、目を凝らして見ると小さな木製の看板が壁に掛けられていました。
店内に入ると意外に広くカウンターだけでも10席以上、さらにテーブル席と小上がりがそれぞれいくつかあります。12時を少し回っていたので既に満席のようでしたが、カウンター席がひとつだけ空いていたので、そこに腰を下ろさせてもらいました。注文したのは評判のチャーシュー麺。注文済みの客が多かったので少々待たされましたが、10数分後に私の前に運ばれてきたのはごく普通の見た目のチャーシュー麺でした。まずはスープを口に運ぶと煮干の香り漂う正統派醤油スープ。そして麺は細めのストレート麺で食感のしっかりした存在感のある麺。メインのチャーシューは脂身の部分は口の中でトロリと溶けてしまいますが、他の部分は噛み応えのあるしっかりとした仕上がりで評判どおりの美味しさ。全体としてシンプルにまとまった飽きのこない、毎日でも食べられる美味しさでした。街を歩く人影もなく、道行く車さえ僅かなのに賑わっているのも当然ですね。ちなみに帰りにすれ違った車は、2台とも食堂の駐車場に入っていきました。