NegiccoのParty on The PLANET!!!〜2012年 Negicco忘年会〜(12/28)

入場開始前には少し寂しいくらいの人の集まりだったのですが、最終的にはワンマンライブ以外では一番の集客となったようです。
前説に登場した熊さんが、ビンゴ大会で提供する商品の紹介と共に、Negiccoの成長を感じたという秘話的エピソードを披露。先日のタワレコ新宿インストアで熊さんがワイヤレスマイクを忘れた際の彼女たちの対応、「プラネット☆すたー」や「ねぎねぎROCK」の曲をもらった時に違和感を感じた熊さんが断ろうとした際にも、私たちが歌えばNegiccoの曲になると曲を引き受けた彼女達。そして、昨年3月の震災直後のライブ開催の件。主催者が開催を決定したので出演しなければならなかったが、当時はまだかえぽの親戚と連絡が取れていない状態だった。それでもライブを行った彼女たちの心の葛藤と成長を語ってくれました。さらに直前のNHK新潟の「新潟ニュース2012」に急遽ゲストとして招かれたため、忘年会のオープニングアクトを「古町音楽祭」グランプリ繋がりの小宮陽子さんに頼んだと説明。
ギター2本、ベース1本の生バンドを従えて小宮陽子さんが3曲を披露。もちろん、Negiccoとはジャンルの違う曲でしたが、異種格闘技的対バンには慣れているNegiccoファンだけに、戸惑うことなく歌を楽しんでいました。1曲目こそやや声が安定していない印象でしたが、徐々に彼女の魅力であろう力強い歌声を聴かせてくれました。
さらに余興ですからと前置きして、熊さんが生バンドを背にブルースを2曲披露。なかなかの歌声を聴かせてくれました。ベース担当の寺尾さんが「SKY」のアレンジを担当してくれたことを紹介すると、会場がどっと沸きました。
そしてNegiccoが到着したということで、いよいよ忘年会の本番となるのですが、生バンドがそのまま残っていたために期待が高まります。なんと1曲目から「圧倒的なスタイル」の生バンドバージョンでスタートです。Nao☆ちゃんデザインの新衣装の上に新作のネギTシャツを着た彼女たちが登場し、生バンドとの素晴らしいハーモニーを聴かせてくれました。以前、アーバンギャルドとの対バンで披露した生バンドバージョンがやや消化不良だっただけに、今回のパフォーマンスが決定版という感じでした。いきなり遅くなったXmasプレゼントを貰ったような気持ちです。さらに貴重だったのはラインダンスなしバージョンだったこと。最近ではなかったことなのではないでしょうか。
生バンドの3人が引けるとビンゴ大会がスタート。賞品の目玉はかえぽ、ぽんちゃの私物とNao☆ちゃんが描いたイラスト色紙3枚。その他にも初期のネギTや「アノソラヘ」のCDR等の大盤振る舞い。私はギリギリ最後の手前でビンゴ。「地方発アイドル大集合」のCDを頂きました。
ここからはNegiccoのライブがスタート。ネギTを脱いだ3人は「アノソラヘ」「スイートソウルネギー」を歌ってから自己紹介。その後椅子に座って「SKY」「For a long time」「Falling Stars 」をしっとりと歌い上げます。これは、体調がいま一つの彼女達に配慮してのものだったかもしれません。そして椅子を下げるとスタンドマイクが用意され、西寺郷太氏プロデュースによる新曲「愛のタワー・オブ・ラブ」が新潟初披露されました。USTREAM配信された新宿タワレコのインストアは、正直音質があまり良くなくて、いまひとつ曲の良さが伝わってこなかったのですが今回は最高でした。この曲はドラマのオープニングかエンディング曲に向いていると思いますし、もし採用されたらかなりのヒットが期待できるのではないでしょうか。続いて「トキメクMERMAID」「Party on the PLANET」「あなたとPopWithYou!」そしてラストに「圧倒的なスタイル」。PLANET全体が揺れるかのようなラインダンスで忘年会の締めとなりました。(セットリストについては記憶があいまいで自信がありません。ご指摘があれば修正します)
今回の「Party on The PLANET!!!」はビンゴ大会以外はこれといった企画もなくシンプルな内容で、彼女たちのライブをしっかりと聞かせてもらうというイベントだったように思います。いつと違って椅子席ではなかったのも入場者数の多さを見て納得。ひとつ個人的に気になったのはNao☆ちゃんの表情が冴えない瞬間が垣間見られたこと。歌の途中で袖に移動しタオルを手にしたり、なにかをしたりする行動が目に付きました。他の2人の方が体調的にはすぐれないということを聞いていただけに心配です。まあ、私の勘違いであれば一番なのですがね。