今週のSpotify~Discover Weekly~

Your Wilderness -Digi-

今週もおなじみのアーティストは少なめでしたが、新譜の紹介で先週まで5週連続で紹介した、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンドRenaissanceの1990年のベストアルバムから。

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その他にもイギリスの中堅どころのプログレッシブ・ロック・バンドが二つ。まずはThe Pineapple Thief。中堅どころといっても20年選手ですが、2016年発表のこの11作目のアルバムでは、精微なアコギの音とヴォーカル、ヘヴィーなエレキのコントラストが見事です。

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続いてBig Big Train。彼らも20年選手として活動していますが、2009年の6枚目アルバムを今年リイシューしたアルバムから。男性コーラスから始まる仄かなダーク感を蓄えた、インストルメンタルな序章です。

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Lydian Collectiveはロンドンを基盤に活動するジャズ・フュージョン・バンドで、親しみやすい曲を、安定したテクニックで聴かせてくれます。2018年に発表された唯一のアルバムから。都市のビルの間を走るハイウェイに夜間流れる、車のライトの線を見ているかのようです。

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C.Duncanグラスゴーを拠点にクラッシックにモダン・ミュージックの要素を融合させた音楽を作り出しているのですが、この曲は全編に流れるコーラスが美しいです。

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Black Country Communionはキャリア、人気、実力全てが一流のベースとリードヴォーカルのGlenn Hughes,、ギターとセカンドヴォーカルのJoe Bonamassa,、ドラムのJason Bonham、そしてキーボードのDerek Sherinianが集結したアメリカのスーパーバンドなので、2010年の最初のアルバムからして曲とパフォーマンスの水準が高すぎます。

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イスラエルを代表するロック・アーティスト、Aviv Geffenと、Porcupine Treeの中心人物Steven Wilson。この二人がタッグを組み、3分台のポップ・フォーマットの中で、音楽的創造性を羽ばたかせようとするプロジェクトBlackfieldが、2013年に発表した4枚目のアルバムから。聴き易いポピュラー・ミュージックです。

open.spotify.comAgitation Freeは1967年から1974年まで活動した、ドイツのロック・バンドです。アンビエント・ミュージックの源流ともいうべき音を紡ぎ出していましたが、1998年に再結成してアルバムをリリースしました。また2007年には初来日してライブ盤も発表されています。曲は1973年のセカンド・アルバムから。

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スウェーデンのバンドGaupaは全てのアルバムのジャケットにも描かれているようにオオヤマネコの意味を持つバンド名だそうで、民族音楽、フォーク、特にヴォーカルはサイケの強い影響が感じられる曲です。

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同じくスウェーデンのベテラン・ヘヴィメタル・バンドKatatoniaは、初期はデス。ドゥーム系でしたが、近年はプログレッシブ色を強めてきています。2017年のアルバムからバラード調の曲を。

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ギリシャサイケデリックロック・バンドNaxatrasの、2015年のファーストアルバムから民族音楽色溢れる曲。といってもギリシャっぽさはなく、やや中近東寄りな感じです。

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The Best PessimistウクライナのミュージシャンSergey Lunevによるソロ・プロジェクトです。2012年のファーストアルバムからの曲は、ピアノで始まる旋律が美しい哀愁を帯びたサウンドでたまりません。

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パナマのギタリストErnesto Schnackの演奏は、アコーステック・ギター1本ですべてのパートを演奏するというもの。ギター本体を叩いてパーカッションの音としながらの激しい演奏が印象的です。

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インド音楽フュージョンワールドミュージックを融合させた作風で知られる、インドのパーカッション奏者Trilok GurtuがドラマーのSimon Phillipsとコラボした2011年のアルバムから。民族楽器とフュージョンがうまくミックスされています。

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今週も新しい音楽との出会いがたくさんありました。