今週もSpotifyのAIさんの推し曲は群雄割拠と呼ぶべきか、少数精鋭と呼ぶべきか悩むところです。
イギリスのハードロックバンドDeep Purpleの2020年の最新アルバムから、ベテランらしい熟達した演奏とヴォーカルが見事です。
現在は日本に移住し、活躍の場を日本中心においている元MegadethのギタリストMartin Friedman(マーティ・フリードマン)の2017年の14枚目のソロアルバムから。彼が素晴らしいギタリストであることを改めて思い出させてくれる演奏です。
ブラジルのヘヴィメタルバンドANGRAは、初期にクラシック音楽的なオーケストラサウンドを大胆に取り入れたスタイルでしたが、その後はさらにプログレッシブ・ロック色がより強調されるようになりました。2004年の5枚目のアルバムからスパニッシュギター的なイントロからスタートする展開が魅力的です。
イタリアのプログレッシブ・ロック・バンドNew Trollsは、オーケストラとの共演で代表的な作品「Concerto Grosso」シリーズがバンドの看板となっていますが、この3rdアルバムはその代表作です。
Franco Battiatoはイタリアでカンタウトーレと呼ばれるシンガーソングライターです。1972年の2ndアルバムからの曲はさすがに古さも感じられますが、単なるポップスではなく、プログレッシブロック寄りな曲になっています。
イタリアンプログレッシブメタルを代表するのがDGM。バンド名は創設メンバー3人の名前の頭文字を並べたもの。昨年の最新作に収録の曲は結構アグレッシブなギターリフが展開します。
ドイツのマルチインストゥルメンタリストNick DiSalvoのソロプロジェクトdelvingは、今年デビュー作が発表されたばかりです。ドラムとベースラインが特徴的な曲で、ミニマルミュージック的な魅力も感じられます。
トルコのDevelerはアコースティック楽器によるインストルメンタルバンドです。昨年シングル発売された曲も、素朴な音のコラージュといった感じで興味深いものがあります。
open.spotify.coテクニカル系3ピーストリオThe Aristocratsは、ジャズ、フュージョン、プログレッシヴ・ロック、メタル、あらゆる要素をブレンドして聴かしてくれるバカテク技巧派トリオです。2019年の現状では最新のスタジオ盤から。
毎週のAIさんの推し曲は30曲程度なので、今週のように3分の1くらいの紹介がちょうどいい感じですね。