先週が名の知られたバンドのオンパレードだったためか、今週は聞いたことのないバンドばかりが紹介されてしまったので、その中から厳選してみます。
スウェーデンのストーナーロックバンドLowriderの昨年のアルバムから。ストーナーロックはメタルとサイケとアシッドロックの融合したものとされていますが、それぞれのスタイルの良い部分をミックスした感じの音で好印象を持ちました。
スウェーデンのMagna Carta Carteはサイケデリックなポストロックバンドです。２００９年のアルバムからの曲は、ポストロックらしいパワフルなギターリフに甘めの男性ヴォーカルが重なるという大好物な展開です。
ノルウェーのアートロックバンドGazpachoの２００７年のアルバムのリマスター盤から。哀愁漂う女性ヴォーカルとスローテンポの美しいメロディーが後半の盛り上がりも含めて印象的です。
ノルウェーのアンビエント・ミュージックバンドSylvaineの２０１８年のアルバムからの曲は、イントロこそアンビエントでしたが、その後は詠唱風の女性ヴォーカルとロック調の演奏が重なって、重厚感あるれる曲に仕上がっています。
アメリカのサイケ＆プログレッシブロックバンドMondo Dragの２０１５年のアルバムからの曲は、サイケデリックロックの曲として古色蒼然としたスタイルながら、後半部になればなるほど、抜群に存在感を感じさせるものになっています。
カナダのギタリスト兼ソングライターNick Johnstonは新世紀を代表するテクニカル・ギター・ヒーローの最右翼とされていますが、２０１９年のアルバムに収録された曲は、テクニックの披露というよりは曲の完成度に重点を置いたものです。
今週のように北欧のバンドが多めだと、心当たりのないバンドである確率が高く、素敵な曲に出会う喜びを感じることができます。
