イギリスのプログレッシブロックバンドThe Pineapple Thiefのリーダーにして、近年はエンジニアとしても活動するギタリスト/シンガーBruce Soordの3rdソロアルバムからのシングルカット。消防車のサイレンをイントロとアウトロに用いて、自身の心情をダイレクトに伝えるBruceのデリケートな歌声が重なっていい味を出しています。
ツインリードギターのバンドスタイルの走りとして有名なイギリスのWishbone Ashの最新シングルは、１９７３年にリリースしたライヴ・アルバム『Live Dates』。発売50周年を祝して、現在のラインナップで、同作の収録全曲を同じ曲順で演奏した新しいライヴ・アルバム『Live Dates Live』からのシングルカットです。
イギリスのPeter Gabrielは元Genesisのヴォーカリストとして知られていますが、ソロとなってからもう半世紀近くが経過し、現在ではヴォーカリストとしての名声の方が高いかもしれません。今回の最新シングルは明るめのミックスで。シアトリカルでプログレっぽい展開です。
オランダのアコースティックユニットFlairckは私の一番のお気に入りです。現在は第１期のメンバーが総入れ替えで若返っていますが、新譜は２０１４年に発表された第１期のメンバーによるライブ盤の再発です。２曲目はそれぞれの楽器が存在感を誇る演奏で主役を張るのがユニークです。
ハンガリーのジャズロックバンドDjabeの最近の作品には、ギタリストのSteve Hackettが良く参加していますが、最新シングルも同様で、もはやバンドのメンバーであるかのように息もぴったりで違和感がありません。
アメリカのアンビエントミュージシャンMarkus Sieberのポストクラシカル・ソロプロジェクトAukaiの曲を、フレンチ・エレクトロシーンの天才児でサックス奏者としての顔もあるThylacineが、アンビエントとポストクラシカルを見事に融合してリメイクしました。
プログレッシブロックをフレームワークとして使用しているオーストラリアの音楽グループUnitopiaの最新シングルの３枚目。各パートが重なって音の重層空間を作り上げています。
