漫画原稿流出事件

 まだ、もやもやしたものがあるので昨日の件について続けます。
まんだらけの古川社長が「資源ゴミか焼却される」としたのは買い取った全ての原稿に対してなのでしょうか、それとも渡辺先生の原稿だけに対するものだったのでしょうか。
これ以降は漫画家の皆さんに失礼な書き方になるかも知れませんので事前にお詫びしておきます。
西池氏が持ち込んだのは段ボール箱10箱程度を5回に分けてのものだそうですが、彼は持ち込む原稿をあの原稿の山からどのように選別したのでしょうか。
西池氏自身が持ち込むたびに選んでいたのか、それとも最初に持ち込んだときに、「他にこんな原稿を持っているが、買い取ってもらえるのは?」というような質問をして、次回からは売れるものだけを持ち込んだのでしょうか。
いずれにしろ、売る側も買う側も漫画原稿の保存に思いを馳せることなど全くなく、金のことしか頭になかったのでしょう。
渡辺先生を含む何人かの漫画家の原稿は、救世主と名乗る男の経営する漫画古書専門店に買い取られたために、その後行方不明となってしまい、買い取る価値無しとされたのであろう原稿は漫画家の元に戻ることになりました。
救世主は全力を上げて原稿が行方不明となることに手を貸し、いくばくかの収益をあげながら、採算が取れないと戯言を唱えています。