マンガジャパンのミーティング(漫画原稿を守る会?)

 川島先生、渡辺先生それぞれの日記(1月10日分)に報告が載っています。
川島先生の日記
http://k-reiko.bne.jp/cgi-bin/tackynote/tackynote.cgi
渡辺先生の日記
http://www2.diary.ne.jp/user/117288/

どちらも久々に怒りにあふれた文章でしたが、当事者としては当然のことでしょう。
以前から言っていることですが、日記において感情を吐露することは何の問題もありません。
もちろん、それがインターネット上に公開されるのが前提ですから、言葉を選ぶ必要はあるかもしれませんが、感情までを抑える必要はないと思います。
それでも裁判のことや様々なしがらみもある中で、思っている以上に抑制した文章を書かざるを得ない状況にあるのではないでしょうか。
先生お二方の心情を共有できるわけではありませんが、怒りを爆発させることの出来る第三者的立場の私が、書きたい放題書いてみたいと思います。

・怒りの矛先 その1
せっかく取り返した漫画原稿を引き取ることさえ面倒くさがる漫画家。
このような漫画家を他の先生方と同等に扱うことは、漫画ファンとして我慢ならないものがあります。
このような漫画家の名前が、返却原稿のリストに他の漫画家と同様な形で掲示され、いつまでも「連絡済」のままになっているのは如何なものでしょうか。
本人に受け取りたくないという意思を表明したのであれば、「受取拒否」とでも掲載してもらえば区別がついて、その漫画家への評価が下しやすいでしょう。
正直に言って、自分の漫画原稿を廃棄物のように考えている(まんだらけの社長の主張と同じ)漫画家を今回の事件の被害者として認識したくありません。
「受取拒否」の表現がまずければ、他の漫画家と区別のつく表現がされていれば良いのです。
あるいは、本人が所有権を放棄するというのであれば、京都精華大学芸術学部マンガ学科に教材あるいは資料として寄贈することにして、「寄贈されました」とでも表記してもらえれば納得もいくでしょう。
ここまで極端ではなくとも、被害者でありながら最初からあきらめムードの漫画家や、当事者ではないので「対岸の火事」として関心すら抱かない腰の重い漫画家の皆さん。
あなた方の描かれる漫画がどんなに正義を謳い、ポジティブな主張を行おうと、その作品はなんのリアリティも持たないことを認識すべきです。
少なくとも私はそのような認識を持って皆さんの作品に接したいと思います。

・怒りの矛先 その2
さくら出版元社長西池氏。
彼の行為は間違いなく犯罪を形成します。
手元に残っていた原稿は返したのだから許してくれでは済まないでしょう。
まんだらけを経由して原稿を散逸させた張本人であるにもかかわらず、裁判の席にも姿を見せないそうで、責任などというものをまったく感じることのない人物のようです。
そんな彼を訴えているのはバロン吉元先生ただ一人なんだそうで、契約書面が存在しないという業界の常識があまりにも痛すぎます。

・怒りの矛先 その3
まんだらけ古川社長。
いったい、この人の舌はいくつあるのでしょうか。
「ゴミ同然の扱いで捨てられていた原稿」の扱いが漫画家によって違うのは何故でしょう。
弘兼先生と和解したのは、あまりに大量で高値をつけてしまったがゆえに、売り払うのが間に合わなかった原稿が手元に残っていたからに過ぎないことは、社長の一連の主張からも明らかでしょう。
既に売り払ってしまった原稿だけで充分利益をあげたのでしょうから、手元にある分は返してしまったほうが面倒くさくないからだけに過ぎません。
売り払ってしまった分についての非は認めていないのですから。
弘兼先生との和解が成立したということで、目安箱のほうに中間報告でも書いていただけないものでしょうか。
確か社長は、一段落ついたら説明を書き込むと宣言されていたように思います。
社長の取り巻きの皆さんがこの日記を見ておられたら、どうぞ社長にご伝言ください。
ほら、あなたがた3人のことですよ。
お判りになりますよね。ダンナさん、金白さん、それと紅さん。