タイヨウのうた 第3話(昨夜放送分)

映画版を観ていない幸せを感じながら見ています。ネット上でドラマの感想などを読むと、映画との比較でかなり評判が悪いようですが、初見のドラマとしてみれば(原作も読んでいません)悪い出来ではないと思います。沢尻エリカ(薫)がいつまでたっても一人きりで歌っているのには違和感ありありですが、薫のような可愛い娘が歌っていれば何人かはファンが付くのは間違いないので、演出としては作りすぎな感じがあります。今のところ薫の病気よりも恋の展開の方に話の視点が置かれていますが、これからもそのバランスを保って欲しいもの。午前3時まで営業している遊園地という非日常的空間の素敵さと、止まってしまった観覧車で日が昇るのを待つことになるカウントダウンのサスペンスはドラマとして見事だと思います。ただ病気の辛さが所々に顔を出すのは当然のこととして、あまりにも重過ぎる話にはなって欲しくないのが本音です。救いのない話を最後まで見つづけるのは(救いのない病気の家族を持つ身には)正直辛いものです。