のだめカンタービレ 第7話

千秋(玉木宏)の率いる新しいオーケストラですが、さすが「のだめワールド」であるだけにメンバーもユニーク。そんな中唯一まともな印象のオーボエ奏者が、NHKの朝ドラでピアノを弾いていた黒木(福士誠治)。彼も漫画の「のだめ」では逆に浮いた存在として最初描かれています。ただ、朝ドラを見ていた人にはピアニストの印象が強すぎるかもしれません。
一方でのだめ(上野樹里)は担当講師が谷岡(西村雅彦)から張りセン教師の江藤(豊原功補)に勝手に変更になりショック。江藤の型に嵌める指導はのだめとは水と油で相容れないもので、のだめはストレスに耐え切れずレッスンをボイコットしてしまう。だが谷岡は千秋と一緒にピアノを弾いたのだめに変化が生れたことを感じて、江藤にバトンを渡したのです。変化しつつあるそんなのだめに黒木がひと目ぼれしてしまうのですからドラマの世界は面白い。恋をした黒木のオーボエの音色が、いぶし銀から艶のあるものに変わるのですから不思議なものです。
あとはひと言コメントで。
清良(水川あさみ)のパンチも千秋に負けず強力ですが、龍太郎(瑛太)ものだめ同様に頑丈です。
のだめのピアノが聴けるシーンが少なすぎるのが難点。
プリごろ太のフィギュアに釣られるのだめ。釣り餌として江藤に教える千秋。のだめとの協定を守っておなら体操を踊る江藤。みんな魅力的に描かれている。
今日は最初からホームシアターのスピーカーを通して音を出したのが大正解。このドラマは音量を気にしていては本当に楽しむことは出来ません。
のだめカンタービレ(7) (KC KISS)