ホカベン 第7回(水曜夜放送分)

灯(上戸彩)は婦女暴行(強姦)の加害者を弁護することになりました。それにしても毎回これでもかこれでもかと重いテーマで迫ってきます。常に目をうるうるさせて弁護を行なう灯の頼りなさは相変わらず。加害者に会ったり被害者に会ったりするたびに気持ちが大きく左右に触れてしまうのもいつもの通りで、危なっかしい限りです。杉崎(北村一輝)は灯の教育係と自称しながら肝心なところでは突き放してしまい、わざわざ不利な弁護状況を作らせてしまう上に、自分の過去のトラウマに囚われて苦しむ姿を晒すという、どう考えても視聴率を稼げそうな気配を感じさせないドラマになってしまっているのですが、どうやら脚本家は自分の好きなドラマを書くことができて満足しているようなのです。ということは徐々に灯と杉崎の間の歯車が噛み合い始めているのが救いですが、最後まで灯の晴れ晴れというか堂々とした弁護姿を見ることはできないのでしょうね。そんなドラマに付き合う自分も物好きです。
それにしても加害者の通っていたのは求人票が大量に置かれ就職情報のやたら充実した予備校でしたが、合格実績の方は大丈夫なのかと余計な心配をしてしまいました。