伯父の見舞い

母の代わりに伯父の見舞いに行ってきました。不思議なことに母の兄弟は3人揃って脊髄小脳変性症という難病を発症してしまいました。一番最初に発症した叔父(母の弟)は既にこの世を去っており、続いて発症した伯父の症状が悪化して入院を繰り返していましたが、肺炎を併発して一時期は意識がなくなり危ない状態だったようです。幸い、現在は小康状態にあるようですが、耳は良く聞こえるものの目の方は焦点が定まらないようです。身体や顔も一回り小さくなったようでした。私の母も歩行が困難な状況で、病院での定期的な診察を受けに出かける以外は外出するのを控えています。今日の伯父の状況を見て、代理で見舞いが正解だったと思いました。母にとっては将来の自分の姿を見るようなものですから、できることならば見ないに越したことはありません。治療薬の見つかっていない難病だけに辛いものがあります。発症が一番遅く、症状の進行も一番遅い母ではありますが、いつの日か必ず叔父と同様の症状を迎える時が来るのかと思いますが、その日が出来るだけ先になることを祈らずにはいられません。そして、その間に特効薬が発見・開発されるという夢は失いたくないものです。