日本人アーティストの紹介はなんと5週連続となる上白石萌音。今週は アン・ルイス「グッド・バイ・マイ・ラブ」のカバー。そしてNegicco絡みといっていいのかわかりませんが、KIRINJIの新曲がやたらに格好良くてたまりません。
海外アーティストでは、イタリアのモダンジャズ・バンドCalibro 35が4週目の紹介。
これまでの曲を含めて、どれも水準以上の出来です。
イギリスの凄腕プログレッシブロックバンドのGentle Giantのリミックス盤が3週目。
イギリスのプログレッシブロックバンドVan Der Graaf Generatorのリミックスシングルからも3週目。
どちらも懐かしい音でたまりません。
アメリカのギタリストCharlie RobbinsによるソロプロジェクトSyncattoのニューアルバムからの2曲目。歪む一歩手前のようなエモーショナルなギタープレイに聞きほれてしまいます。
同じくアメリカン・プログレ・ハードを代表するバンドの一つであるStyxもニューアルバムから2曲目。こちらは今も変わらぬ彼ららしい音。変化も大切ですが、音の継続もまた大切なものです。そのせめぎ合いがたまりません。
続いて既知でおなじみのアーティストを紹介します。
オーストラリアのDead Can Danceの新ライブアルバムの音源は2005年のトロント(カナダ)でのライブから。再結成直後のライブということですが、安定感が半端ない出来でした。
同じくオーストラリアのAll India Radioの新曲はリミックスバージョン。もろリミックスという感じの曲調で、どちらかというとオリジナルが聴いてみたいという感じです。
ここからはおそらく初紹介となるアーティストとなります。
イギリスのギタリストMike Dawesは、複数のパートを同時に演奏できる超絶テクを持つことで有名ですが、最新シングルの曲も映像で確認しない限り、1人で弾いているとは思えない演奏です。
イギリスのヘヴィメタルバンドParadise Lostは、後にデス・ドゥームやゴシックメタルと形容される先駆者として知られていますが、最新のライブシングルでは、ベテランらしい練達のプレイを聴かせてくれます。
ドイツのサイケデリックロックバンドPerilymphのニューアルバムからの曲は優しい浮遊感が感じられます。トラッドフォークの香りもして、いい意味でドイツっぽさがありません。
ポーランドのマルチインストゥルメンタリストJózef Skrzekのニューアルバム収録の曲は、ピアノがメインの壮麗な曲。映画音楽のような映像描写力の強さが感じられます。
最近ではわりと少なめの紹介となりましたが、内容は充実していました。また次週を楽しみにしたいと思います。