今週は少数精鋭というか、SpotifyのAIさんのお薦めの方向性の違いが目立った週でした。まずは過去にも紹介したことのあるアーティストや知名度のあるアーティストから。
イギリスのジャズ・トランペット奏者Ian Carr主導で、当時新進気鋭のジャズミュージシャンを集結させたNucleusの１９７３年の６枚目のアルバムから。フリージャズっぽい展開も見せながらの、巧みなクロスオーバーサウンドです。
オランダのハードロック・ギタリスト、Arjen Anthony Lucassenが主宰する、ロック・オペラ・プロジェクト、Ayreonの２００８年のアルバムから２曲目となる紹介です。男性ヴォーカルと女性ヴォーカルとの掛け合いで、メタルっぽさは薄めの曲です。
アメリカのBlue Öyster Cultはヘヴィメタルの源流となったグループの一つですが、休止を挟みながらも現在まで５０年以上にわたって活動を続けています。１９８８年発表のコンセプトアルバムから、スタイリッシュで構成美を備えた曲です。
続いては初紹介となる音源をいくつか。
イギリスの中堅プログレッシブロックバンドKarnatakaの２０１３年のアルバムから。ケルトやトラッドのフィーリングを感じさせる女性ヴォーカルと、アコースティック楽器多めの曲が、神秘性と叙情性も加えて美しいです。
イタリアのテクニカルデスメタルバンドFleshgod Apocalypse。昨年のシングル曲はイタリアっぽくオペラ風な女性のハイトーン・ヴォーカルや、クラシカルなギターソロを導入して、シンフォニックでシアトリカルな作品になっています。
アメリカのフュージョン・ドラマーDave Wecklと同郷のジャズミュージシャン、作曲家のJay Oliverとのコラボによるテクニカルなハード・フュージョン作です。
本当にいつもと比べると少ない紹介になってしまいましたが、厳選された内容ですので自信ありです。ぜひ聴いてみてください。
