今週のSpotify~Discover Weekly~

Far from Home

今週は名の知られたアーティストが一杯でした。まずはベテラン勢から。
カナダのロックバンドRushは1974年にハードロックからスタートし、その後プログレッシブロック的な発展をしており、2015年にファイナルツアーを行いました。2020年には残念ながらドラマーのNeil Peartが脳腫瘍のために逝去しています。1993年のアルバムを2004年にリマスターした曲です。タイトなドラムとベース、ギターのフレーズに、Geddy Leeの変わらぬハイトーンヴォイスが魅力的です。

open.spotify.com

イギリス人ギタリストのJeff Beckはロック、フュージョン両分野の偉大なミュージシャンとして誰もが認めるギタリストです。活動初期の短い期間のみThe Yardbirdsに参加しましたが、その後は基本的にソロとして活動しています。2001年のアルバムからの曲は、しっとりとした曲調でアーバンな香りが漂う演奏です。

open.spotify.com

イギリスのプログレッシブロックバンドPink Floydのギタリストとして有名なDavid Gilmourはソロ活動も活発に行っていますが、ファーストソロアルバムは1978年に発表されています。そのアルバムはPink Floyd加入前のバンド時代のメンバーと制作しています。

open.spotify.com

Wishbone Ashもイギリスのベテランロックバンドで、ツインギターのスタイルで有名です。50周年を迎える2020年に6年ぶりに発表されたオリジナルアルバムから。王道のツインギターで、妙な気負いがない音は耳触りが良いです。

open.spotify.com

イギリスのマルチインストるメンタリストMike Oldfieldの8枚目(1984年)のアルバムを、2015年にリマスターしたアルバムから。彼の曲は聴きなれたフレーズが循環使用されている感じで面白い。

open.spotify.com

Queensrÿcheアメリカのプログレッシブメタルバンドの先駆け的存在です。2019年発表の最新アルバムでもそのスタイルは変わらず、メンバー自体は結構替わったものの、魅力を発し続けています。

open.spotify.com

1970年代のプログレッシブロックを継承する1980年代のスタイル「ネオ・プログレッシブロック」の代表格として、長きにわたり活動しているのがイギリスのMarillionですが、2004年のアルバムでも今回の17分越えの大曲を初めとして、10分を超える曲を3曲も含む伝統的なスタイルが特徴です。

open.spotify.com

Porcupine Treeは同じイギリスでも、さらにやや若めのプログレッシブロックバンドで、やや初期の1995年のアルバムを2004年にリマスターした作品です。アンビエント的な手法で作り上げられた曲調に、いくらかサイケな香りも感じさせられます。

open.spotify.com

イギリス人シンガーソングライターRay Wilsonの最新シングルからも1曲。ベースラインで刻まれる旋律が非常に印象的です。

open.spotify.com

アメリカのバークリー音楽大学出身のメンバーを中心に結成されたArch Echoは、プログレッシヴメタルの影響を受けながら、ジャズ〜フュージョンの要素も取り込んだ新世代テクニカルバンドです。つまり、テクニカルでありながらエモーショナルな曲が特徴です。2019年の最新アルバムから。

open.spotify.com

フランスのマルチ・インストルメンタリストHugo Kantは、その名の通り実に様々な楽器を利用して音作りしています。そして個々の音の切れがいいのが特徴です。2020年の最新アルバムから。曲調はJazz、フュージョン寄りです。

open.spotify.com

最後にフィンランド人ギタリストJoel Lindforsと、ビルマスコットランド人ギタリストで、アニメオタクであることでも知られているSithu Ayeによる、やたらにテクニカルなギター曲を紹介して終わりにします。

open.spotify.com

今週は英米が中心になりましたが、曲の選択はAIさん任せなので、他の地域については来週に期待したいと思います。