私のオタク遍歴 その4 音楽篇1

久々のオタク遍歴になりますが、今回からはSpotifyに関して連載していることもあり、私の音楽に対する好みなどを中心に、何回かに分けて書いていきたいと思います。
私が音楽を意識して聴くようになったのは中学に入ってからのことで、邦楽ではなく洋楽であったことも特徴的でした。中学に入ってからの友人が、イエスEL&P、キングクリムゾンといった、当時流行りつつあったプログレッシブロックバンドのファンで、私にも勧めてくれたのです。ところが、私が初めて自分の小遣いで購入することとなったLPは違うアーティストのものでした。
当時非常に話題となった映画に「エクソシスト」というウイリアム・フリードキン監督のオカルト映画がありました。そのサウンドトラックにテーマ曲として使用されていたのが、当時は無名であったマイク・オールドフィールドという青年ギタリストの「Tubular Bells」という個人名義としては初の作品で、イギリスの新興レーベルであったヴァージン・レコードの第1回新譜として発売された作品のフレーズでした。この作品が私のLPデビューとなます。

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一般の方には2012年のロンドンオリンピックの開会式で演奏を行った映像が記憶されているかもしれません。ヴァージン・レコードは現在は冒険家としても有名で、ヴァージン・アトランティック航空のオーナーでもある、実業家のリチャード・ブランソンが設立したレーベルで、私はこのレーベル所属のミュージシャンの作品を中心に購入していくことになるのです。
ところで中学生の小遣いではLPを毎月購入することは出来なかったのですが、そんな中学生に助けの手を差し伸べてくれたのが、FMラジオの番組でした。当時は民法のFM曲が新潟にはなかったので、基本的にNHKのFM放送をエアチェックしていたのですが、番組編成がフルアルバムのノーカット放送とか片面全曲放送とか、聴取者のエアチェックを前提とした放送で、毎週感謝しながらエアチェックしたカセットテープが増えていったことを記憶しています。