黒い太陽 第6話(昨夜放送分)

立花(永井大)が順当にダークで不健康な面構えになってきているのがいい。夜の世界で健然な主役であることなどありえないのですからドラマとしては当然です。見かけの黒から黒曜石の輝きを手に入れるために揺れ動く気持ちと行動の不安定さが上手く表現された回でした。彼を取り囲む敵味方、神崎(渡邉邦門)、永瀬(菅原卓磨)、大滝(吹越満)、藤堂社長(伊原剛志)、三宅川(峰岸徹)の男性陣、そして笑子(酒井若菜)、千鶴(井上和香)、奈緒滝沢沙織)、久美子(杏さゆり)の女性陣もしっかりと脇を固めてドラマを盛り上げています。ドラマのベクトルが正しい方向に向いているのは気持ちのいいものです。残り2回、全く先の展開が読めませんが(原作を読んでいなかったのがありがたい)楽しみです。