僕の歩く道 第8話(昨夜放送分)

本社から入場者増加のプレッシャーを受け、動物本意の立場を忘れてしまった園長(大杉漣)は、レッサーパンダが体調を崩しているにも係わらず、レッサーパンダをカメラの前に出して命名発表の記者会見を強行してしまう。当然のことですがレッサーパンダは体調を悪化させてしまう。輝明(草磲剛)はいつものように終業時間の終了と共に一旦動物園を離れるものの、都古(香里奈)の手紙の言葉を思い出して動物園に戻ります。彼を迎えた動物園のスタッフ、特に古賀(小日向文世)と三浦(田中圭)の微笑みはとても暖かくて素敵でした。
翌日、居酒屋で古賀が自分の息子の話を切り出したことによって、園長が堰を切ったように自分の気持ちを語り始めます。規格は違うものの歯車が噛み合ってきた感じで気持ちが穏やかになるシーンでした。夜の公園で一緒にベンチに座って焼き芋を食べる園長と輝明。動物園で子供たちにマレーバクについての質問を受け言葉に詰まってしまう園長。横で落ち葉を掃きながら園長をフォローするかのようにマレーバクの説明を始める輝明。その後、本社の人間が調理室で取り上げた輝明の定規を返すシーンも含めて、言葉以上に映像で見せるシーンが多く内容のある回でした。
一方で都古と河原(葛山信吾)のシーンは刺々しく緊張感のあるものです。恋人と夫婦の違いを思い知らされるのに時間は掛からなかったようです。今後、一番心配を掛けるのは都古になるかもしれませんね。