今週もSpotifyのAIさんが推薦してくれる曲はアンビエントに大きく偏って、知っているアーティストが全くいないという状況が2週続いてしまうという事態になってしまいました。新しいアーティストを知ることができるのは良いことですが、ここまで曲の傾向が偏ってしまうのはまずいことのように思います。
イギリスでBibioの名で幅広い音楽ファンから支持を集めているミュージシャン兼プロデューサーStephen James Wilkinsonが、2020年に発表したアルバムは、眠りながら飛行するアマツバメから着想を得たもので、ギターとストリングスが紡ぎ出すニューエイジミュージックのような主旋律が美しい曲です。
アイルランドの実験的なデュオManyanaの昨年のアルバムから。電子音楽でリズミカルなアンビエント音楽を演奏しており、強烈な個性は感じられませんが心地よいサウンドです。
イタリアのアンビエントミュージシャンGigi Masinの2020年の大作アルバムから。ギリシャ神話に登場するオジギア島と、その題材になったと言われる実在するガヴドス島(またの名はカリプソ)にインスパイアされています。タイトルを情景描写したのとは少し違うイメージのエレクトロな曲です。
ウクライナのポストブラックメタルバンドWhite Wardが2017年に発表した初のフルレングスアルバムから。この分野のバンドとしては珍しくサックスがメンバーに加わっており、その演奏を中心としたジャジーでアーバンな曲調がユニークです。
メキシコのプログレッシブロックバンドElectro Compulsive Therapyの昨年のアルバムから。バンド名ほどには電子音中心の音ではなく、この曲はバラード調のヴォーカル曲。