先週に引き続いて紹介されたアーティストは、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンドRenaissanceが4週連続の紹介となりましたが、この50周年記念のライブ盤では、私が最も好きな歌姫の衰えを見せない美声を聴くことができます。
2回以上の紹介になったのは、リズムの切れの良いイギリスのGoGo Penguin、叙情性たっぷりな同じくイギリスのジャズ・ロック・バンドMammal Hands、Slowly Rolling Camera、そしてプログレッシブ・ロックの強者たちによって結成されたスーパーバンドのFrost*、オランダのベテラン・プログレッシブ・ロック・バンドのKayak、ドイツの現Tangerine Dreamメンバー、Ulrich Schnaussとデンマーク人アーティストJonas Munkとの新作コラボ、ノルウェーのシンフォニック・デュオJordsjøの遊び心たっぷりな演奏、フィンランドのスラッシュ・メタル・バンドBlackhillの今回も美しさの際立つ旋律、ブラジルのプログレッシブ・ロック・バンドFleeshの女性ヴォーカリストの歌声と、エネルギッシュな演奏との対比などが気になりました。
アメリカのMr. Bigのギタリストとして知られるPaul Gilbertの新作は、相変わらず達者なギターがてんこ盛りです。
イギリスの老舗トランスレーベルDRAGONFLYより、SHAKTA名義で数々のダンストラックをリリースしてきたベテランクリエイターSEB TAYLERのアンビエントプロジェクトKaya Projectの新作は、禅をテーマにした曲のいろいろなリミックスバージョンを収録したミニアルバムから。
王道のジャズ・ベーシストDave Hollandの新作は、74歳とは思えないほど切れの良いリズムを刻んでいて、ジャズというジャンルの懐の深さを改めて感じさせられました。
ベルギーのYôkaïはジャズ、ロック、即興のシーンから8人のマルチインストゥルメンタリストで構成され、ジャズ、エスニック、サイケデリックな世界を表現しています。
スウェーデンを代表するアンビエント系アーティストのDavid Wenngrenによるソロ・プロジェクトLibrary Tapesの新作は、美しいピアノの調べに、カナダ人チェリストJulia Kentの演奏が乗っかって素敵な音空間を表現しています。
イタリアのネオ・プログレッシブ・ロック・バンドBlacksmith Talesのデビューアルバムから。過去のプログレの良いところを踏襲したメロディラインに嵌ってしまいました。
オーストラリア出身のギタリストPliniの新曲は、昨年発表のアルバムからのリミックス・ヴァージョン。軽やかな仕上がりの曲調はわりと好みです。
今週も新旧の素敵なアーティストの最新作が聴けて幸せでした。